ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
アマゾン購入感想
ネットは虚業の世界、リアルの世界ではない日頃、ネットを使って一儲けしたいと考えていた人には少々、
頭の痛い本だったと思いますが、私には目から鱗の納得本で
した。ネット全盛の時代、アフィリエイト、情報商材販売、
マッチングビジネスなどネットを利用したビジネスは大流行
ですが、いずれも根っこは実態の定かでない虚業の世界です。
私も薄々感づいてはいましたが、一見上手く行きそうなビジ
ネスにはキケンが一杯あります。その点、リアルの世界で活
躍している人はやはり最後には強いと感じます。
世の中、それほど甘い話は転がっていないということは本書
から明らかにされます。「儲けたいならリアルな世界で、
原点に戻れ」的な強烈なメッセージを受け取りました。
「"声"の精査スキルを磨け」というメッセージ自身のニュースサイト運営経験や、ウェブにまつわる事例を豊富にあげて、ウェブの超ヘビーユーザーの実態をまとめてくれています。そして彼らを「バカと暇人」と言い切っている点が爽快です。
副題に「ネット敗北宣言」とありますが、私自身はウェブに絶望する必要はないと感じています。「声」の見極めが重要であるというふうに解釈しました。
ウェブ(あるいはメールでのコミュニケーションも時として)には、理解し難い態度や、傷つく声が多数あります。これまでは、他人の声はクレームも含めどんな声でもありがたいもので、すべて真摯に受け止めるべきと考えていました。
しかしこの書籍を読み、必ずしもそれをすべて真摯に受け止める必要がないことがわかりました。お金を出して買う商品のクレームと異なり、無料で利用できるウェブサービスに寄せられる声は、暇つぶしや娯楽として発信された「声」も多数あるからです。このことをハッキリさせられたのは、私自身にとってかなりの救いです。
「声」の受け手がすることは、暇つぶしや娯楽のために発信された「声」は程よくスルーして、自身にとって有益な「声」をきちんと吸い上げ、それを改善につなげるように努めるのみです。これは、都合がいい「声」だけを吸い上げるのとは異なると考えています。ウェブ特有のコミュニケーションスキルです。
ちなみに、暇つぶしや娯楽のために発信された「声」をスルーするというのは、「バカと暇人」を切り捨てる、差別する、ということとは違うと考えています。ウェブでは誰もが「バカと暇人」になる可能性があるというか、時としてそうなっている場合があると思います。思い当たる節があるはずです。私も自身のブログで、「今日のランチ」などのどうでもいいことを書き綴っているわけで、要は「バカ」です。
可もなく不可もなくTVがそうであった様にメディアが巨大化するならば避けられない愚衆の増加を書いているのだろう。それがどうしたという可もなく不可もない内容。
買って損した。
格差間・世代間闘争の激化を煽ってくれる良書タイトルが全てです。どんどんやっちゃって下さい。
老若男女、有識人無識人、メディアの種類大小を問わず、
もうこの国は作者も含めてゴミクズしかいない、という「ナニヲイマサラ本」です。
作者には敬意を表します。もっとこういう本が出てくることを希望。
文明の利器の使い方著者は、今までのWEB論は「頭のいい人」がWEBを使うとどうなるかについて書かれたものだが、「頭がいい人以外の人」がWEBを使うとどうなるかについて書いてみたとのこと。
PCでWEBを「使いこなしている」となんだか自分がとても賢くなったような気がするが、現実の自分は別に賢くなったわけではないし、自分の書いたものを読み返すと恥ずかしくてしょうがない。
結局、自動車等の文明の利器と同様、WEBも使い方次第と言っているのかと解釈しました。著者に綺麗に一本決められた感強し。
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